旅 dialogue

現地で感じた情報を新鮮なままお届け!おなすの旅ブログ

豊島区最大の公園!イケ・サンパークに行ってきた

 

 

東京都豊島区の「国際アート・カルチャー都市構想」

池袋を有する東京都豊島区。今、「国際アート・カルチャー都市構想」と題した街づくりを行なっている。文化・国際・空間の3つの軸で構想実現戦略を立案しており、その中の「空間」戦略に池袋駅周辺の4公園の整備という案件が含まれている。

2016年にリニューアルされメディアにも頻繁に取り上げられる「南池袋公園」、2017年にリニューアルした「池袋西口公園」、旧豊島区庁舎跡地開発でリニューアルされた「中池袋公園」、そして今回訪れた「イケ・サンパーク」である。カフェが併設された芝生広場で家族連れがくつろぎ、まちの雰囲気をガラリと変えた「南池袋公園」の成功体験を皮切りに、公園で街を変えようとする豊島区の取り組みだ。

変わりゆく池袋が今、面白い。

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「国際アート・カルチャー都市構想戦略実現」資料より

 

としまみどりの防災公園「イケ・サンパーク」

イケ・サンパークは造幣局跡地に開発された豊島区内最大の面積を有する公園だ。フェーズフリー防災公園としての役割も持ち合わせており、非常時には避難場所、ヘリポート、災害用物資の集積所としての活用が期待されている。

2020年7月11日より一部がプレオープンしており、現在はグランドオープンに向けて準備中の段階だ。そんなイケ・サンパークを訪ねる機会があったのでご紹介したい。

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イケ・サンパーク

 

イケ・サンパークの基本情報

まずはイケ・サンパークの基本情報からご紹介する。サンシャインシティに隣接する、都市型公園だ。豊島区最大の公園と謳われているが、実際に訪れるとこじんまりとした小綺麗な公園といった印象。しかし、池袋の喧騒の中にこのような憩いのスペースがあるのは嬉しい。アクセスには電車やバスの各路線が使えるのに加え、池袋駅周辺を回遊するIKEBUS(イケバス) も利用可能だ。

イケ・サンパーク
開園時間 5:00~22:00
電話番号 03-6914-1782
アクセス 東京メトロ有楽町線東池袋駅」6番出口徒歩5分
都電「東池袋四丁目駅」徒歩5分
都バス(池86)「池袋サンシャインシティ」徒歩3分
国際興業バス(池07)「サンシャインシティ南」徒歩3分
JR「大塚駅」徒歩10分
JR「池袋駅」徒歩15分

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真っ赤なイケバス

 

原っぱ広場

原っぱ広場は公園全域に広がる芝生スペース。綺麗に養生された芝生が心地よい空間を生み出している。芝生の上でくつろぐことも可能だが、芝生保護のためにレジャーシートの利用は控え、通気性の良いゴザやラグの使用が推奨されている。

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園内マップ

 

コト・ポート

公園には小さなコト・ポートと呼ばれる店舗が出店しており、ドリンクやフードを購入して公園内で楽しむことができる。もちろん、アルコールも提供されている。 

現在、コト・ポートとして出店しているのは4店舗だ。北海道産の食材にこだわった手作りドーナツのお店「HIGUMA Doughnuts」とフレッシュフルーツを使用したサワー専門店「SOUR」のコラボ店「HIGUMA Doughnuts x SOUR the park」、日本酒をベースにスパークリングと揚げ物とのペアリングが楽しめる「あわてらす」、ベトナムコーヒーとバインミーベトナムのサンドイッチ)が人気の「Cafe Bamboo」、スパイスカレーとバナナジュースが楽しめる「Paramana Spice」。公園内の小さなお店といえども侮るなかれ。本格的なメニューを提供する個性的な店舗が揃っている。

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コト・ポート

 

グランドオープンに向けて

2020年の年末にかけてイケ・サンパークのグランドオープンが予定されており、カフェやコミュニティーガーデンなどが順次オープンする。

カフェスペースには「EAT GOOD PLACE」が入店予定。麹町カフェ、九段FACTORYなどを展開するepi et rizの新店舗で、麹町カフェを移転する形でオープンするとのこと。朝ごはんからワインと一緒に楽しめるディナーまで、都会のオアシスを満喫できるカフェとなりそうだ。

また、コミュニティガーデンと呼ばれる菜園スペースも提供される。ひとつの菜園をみんなで耕し、みんなで収穫する。コミュニティでシェアする菜園で、野菜が育つまでの過程を学べるワークショップなどが計画されているそう。親子で学べる食育の場として活用したい。

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「EAT GOOD PLACE」が入店予定のカフェスペース

 

池袋散策の際にぜひ

正直、豊島区最大と謳われている割にはこじんまりとした印象は拭えないが、綺麗に管理された気持ちのいい公園だ。 グランドオープンに向けて設備が充実してくれば、その魅力はより増すだろう。芝生を見ながらの朝食、ワインを片手にテラスでディナーなど、都会のオアシスでそれぞれの楽しみ方ができる場所になるはず。池袋を訪れた際には寄ってみたい、今後に期待できる憩いの場だと感じた。

イケ・サンパーク