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【プリトヴィツェ国立公園】 ザグレブからの日帰りおすすめルートをご紹介!

 

 

プリトヴィツェ国立公園とは

プリトヴィツェ国立公園は1979年にユネスコ世界遺産に登録されたクロアチア随一の国立公園。大小16の湖と92の滝がエメラルドグリーンの幻想的な景観を作り出しており、世界中から観光客が訪れる名所となっている。1990年代のクロアチア紛争では地雷が埋設されるなど、一時は危機遺産に指定された歴史を持つ。しかし、クロアチア政府などの懸命の努力により、再び観光名所として復活した。山間から流れ出る水と山々が織りなす風景は圧倒的な美しさで、クロアチアを訪れたならぜひ足を運びたいスポットだ。

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プリトヴィツェ国立公園


プリトヴィツェ国立公園へのアクセス方法

プリトヴィツェ国立公園はザグレブからの日帰り観光ができるスポットだ。アクセス方法は、

  • バス
  • レンタカー
  • 現地ツアー
  • プライベートツアー

などがある。バスでの移動が最安だが、予約していても時刻表通りに来ないことや、ピークシーズンには満席で乗れないこともある。また、最終バスの時刻も早いので難易度は高い。レンタカーも海外ドライブが慣れていない方は避けたいところ。

安心を選ぶなら、ツアー利用がおすすめだ。日本の旅行会社のオプショナルツアーに申し込んでも良いが、現地ツアーならリーズナブル。また、英語ガイドならさらにお得に利用できる。海外感を楽しむなら、英語ガイドツアーにチャレンジしてみるのもいかがだろうか。

 

現地ツアー利用がおすすめ

プリトヴィツェ国立公園を訪れるにあたってツアー利用とバス利用のメリット・デメリットを比べてみよう。

 バス

移動
  • 自分でチケット手配が必要
  • バスターミナル〜ホテル間の移動が必要
  • 各バス停に止まるので目的地まで時間がかかる
  • バスが時刻表通りに来ないので待ち時間を覚悟
  • 満席で乗れない場合も
公園内 
  • 自分のペースで巡れる
  • 自分で国立公園入場チケットの手配が必要
    • ピークシーズンは公式ページから事前予約必須
    • 混雑時はチケット購入待ち行列を覚悟
  • 帰りのバスの時間に応じたペース配分やルート選択も自分で 
コスト 
  • 格安(バス:往復約200クーナ)

 

 ツアー

移動
  • ホテルロビーまでの送迎付き
公園内 
  • 熟練ツアーガイドが時間配分とルートを選んでくれる
  • 混雑時も比較的スイスイ(チケット売り場で並ばない、混雑を避けたルート選択)
  • ツアーガイドの解説付き
  • 自分のペースで巡れない(グループツアーの場合)
コスト 
  • ツアー次第(約70ユーロ〜)
その他
  • ラストケ村など、+αの観光地にも寄れる

 いかがだろうか。コスト差を圧倒するメリットの多さで、私は現地ツアーを選択した。プリトヴィツェ国立公園内のホテルに宿泊予定で時間に余裕のある場合はバス移動も良い選択肢だろう。ただ、ザグレブからの日帰りならツアーをおすすめする。

私がプリトヴィツェを訪れた日は夕方前から雨の予報だった。だが、ツアーガイドが上手く時間調整をしてくれたおかげで、ギリギリ雨に降られずにプリトヴィツェ観光ができた。ちなみにザグレブまでの帰路は土砂降りの中のドライブ。こんな雨の中でのバス待ちがなくて良かったと心底思った。

 

プリトヴィツェ国立公園内のおすすめルート

プリトヴィツェ国立公園は大きく上湖群と下湖群に区分される。上湖群は大小さまざまな湖と滝が点在、一方の下湖群はプリトヴィツェ滝やコジャク湖などのハイライトが集まる。かなり広大なプリトヴィツェ国立公園は、公式ルートがいくつか設定されている。滞在時間や体力に応じて選択できるのが良い。

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公式ルート

私は現地ツアーで上湖群と下湖群の両方を巡った。ガイドお墨付きのハイライトを抑えたルートをご紹介する。個人でプリトヴィツェを訪れる場合でも、比較的混雑を避けやすいという点で参考になるのではないだろうか。

今回ツアーガイドとともに巡ったルートは公式ルート「C」の逆走コースだ。下記のルートマップを参照して頂きたい。上湖群と下湖群のハイライトを網羅しているだけでなく、逆走することで混雑を多少緩和することができる。

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ルート「C」の逆走コース
1. エントラス2から入場

国立公園への入場口は2箇所あるが、エントラス2から入場する。こちらの方が比較的混雑を避けられるとのこと。ちなみに、入場したエントランスからしか出場できない。

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エントランス

2. St.2~St.3まではバス移動

国立公園に入場したら、バスに乗車しよう。環境に配慮した電動バスだ。

 

3. St.3からボート乗り場までは徒歩で上湖群を堪能

バスを降りたら、徒歩ルートで上湖群を巡ろう。大小さまざまな湖や滝が美しい。水も澄んでいて、湖の底まで綺麗に見える。

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マリ・プルシュタヴァッツ
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上湖群の様子

 

4. ボートでコジャク湖を移動

次は下湖畔ルートまでボートで移動する。繁忙期はボート待ちの行列ができる。雄大なコジャク湖をボートで移動するのはとても気持ちいい。

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コジャク湖
 5. ボートを降りたらランチ休憩

ボートを降りると、広場にレストランとトイレがある。こちらでランチタイムにしよう。レストランのメニューはバーガーなどがメイン。観光地価格で味はほどほどだ。無料のトイレがあるので、下湖群散策スタート前に済ませておこう。

 

6. 下湖群を徒歩で散策

 プリトヴィツェのハイライトである下湖群散策。プリトヴィツェ滝など、ガイドブックで見る雄大プリトヴィツェが自分の目で楽しめる。

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プリトヴィツェ

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下湖群を眺める

 

7. St.1~St.2までバス移動 

プリトヴィツェのハイキングもこれで終了。St.1から再びバスに乗って、エントランス2まで戻ろう。

 

ツアーならラストケ村散策もできる

ツアー利用のメリットはもう1つ。バス利用の日帰り観光では時間の都合上立ち寄れないが、ツアー利用であればラストケ村に立ち寄るコースが一般的。小さなプリトヴィツェと呼ばれるラストケ村は、水辺に佇む民家が可愛らしい集落だ。 

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ラストケ村

クロアチアを訪れたなら、ザグレブを拠点にぜひ足を運びたいプリトヴィツェ国立公園。ツアー利用であれば、旅行社のオプショナルツアーよりも割安な現地ツアーも選択肢の一つ。自分にあった現地ツアーを選んで、プリトヴィツェ国立公園を堪能しよう。