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【ザグレブ観光】 半日モデルコースとおすすめスポット11選

 

 

ザグレブとは

クロアチアの首都で、同国最大の都市ザグレブ。中世のノスタルジックな香りが漂う魅力的な街だ。アドリア海沿岸の街とはまた異なる、ヨーロッパらしい街並みが広がる。街にはトラムが行き交い、人々の足になっている。また、ザグレブ風カツレツなどの伝統料理も楽しめる。

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半日で巡る モデルコース

ザグレブの見どころは中心部に凝縮されており、半日あればすべて巡ることができる。私は夕方にザグレブ入りしたのだが、半日で十分楽しめた。見どころをしっかりと押さえたモデルコースを紹介する。また、おすすめのザグレブグルメも参考にして欲しい。

1. トミスラヴ広場

ザグレブ中央駅をスタート地点にする。ザグレブのメインの鉄道駅を出ると、眼前に美しいヨーロッパの街並みと整備された公園が広がる。19世紀末に作られ、クロアチア初代国王であるトミスラヴの騎馬像が象徴的だ。

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トミスラヴ広場

2. ズリニェヴァツ公園

トミスラヴ広場からまっすぐ北上すると、ズリニェヴァツ公園に出る。この辺りは日本大使館もあるザグレブの中心部だ。いかにもヨーロピアンな街並みも美しい。公園内には19世紀末に建造された音楽パビリオンがあり、年間を通して様々なイベントが開催される。

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ズリニェヴァツ公園から見たザグレブの街並み

3. イェラチッチ広場

ズリニェヴァツ公園からさらに北上する。広場に佇むイェラチッチ総督像に因んで名付けられた、ザグレブの中心的な広場。イェラチッチ総督は20クーナ札の肖像にもなっており、19世紀半ばに将軍として軍隊を率いたクロアチアの英雄だ。トラムの駅もあり、アクセスも良い。頻繁に様々なイベントが開催されている。

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イェラチッチ総督像

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イェラチッチ広場

4. 聖母被昇天大聖堂

ザグレブのシンボル的な教会で、ザグレブ大聖堂とも呼ばれる。大聖堂の建設は1094年に始まったが、現在の大聖堂は1880年の大火被害後に建て替えられたもの。ネオゴシック様式カトリック教会で、左右の塔はクロアチアで最も高い建造物だ。教会内部公開は17時まで。私は夕方に訪ねたので内部見学ができなかったのが残念。内部も荘厳な雰囲気で美しいのだそう。

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聖母被昇天大聖堂

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聖母被昇天大聖堂から見るザグレブの夕景

5. ドラツ青果市場

クロアチア全土から食材が集まる常設市場。こちらもお昼過ぎに店じまいしてしまうので、早めに訪れるのが良い。私が夕刻に訪ねたときには市場の面影はなく、ただの広場になっていた。

6. 石の門

ドラツ広場から坂道を登っていく。この坂道沿いにはレストランや土産物店が並ぶ。クロアチア発祥のネクタイ専門店もあり、ショッピングを楽しみながら石の門を目指そう。

石の門はグラデツ地区の入口として使用されていた中世の門だ。内部には1731年の火災で奇跡的に残った聖マリアの肖像画が祀られた礼拝堂がある。

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石の門

7. 聖マルコ教会

聖マルコ広場に建つザグレブの教会。小さな教会だが、ロマネスク様式とゴシック様式が混在した外観と、象徴的なモザイク屋根が印象的。モザイク屋根には二つの紋章が施されており、右はザグレブ市の紋章。左はクロアチア共和国ダルマチア地方、スラヴォニアの紋章となっている。通常、内部は見学できないが、外観だけでも必見。

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聖マルコ教会

8. 失恋博物館

聖マルコ教会から下る坂道の途中に、失恋博物館がある。失恋にまつわる品が、そのエピソードと共に展示されている。ミュージアムショップでは嫌な思い出を消す消しゴムなど、失恋博物館ならではのユニークな土産が売られていた。話のネタに訪れても良いのでは。

9. ロトゥルシュチャク塔

かつての城壁の一部として唯一現存している要塞。毎日正午には大砲から空砲が打ち鳴らされる。塔の内部も公開されており、20クーナで入場すればザグレブの街並みが一望できる。

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ロトゥルシュチャク塔

10. ウスビニャチャ

長さ66mの世界一短いケーブルカーで、アッパータウンとダウンタウンを結ぶ。ロトゥルシュチャク塔の目の前に乗り場がある。ケーブルカーに並走するように階段があり、移動するだけならそちらを使った方が早いが、旅の思い出にケーブルカーに乗ってみるのも良い。標高差30.5mを55秒で移動するため、乗車時間はほんの一瞬だ。片道4クーナ。

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ウスビニャチャ

11. イリツァ通り

イェラチッチ広場から続く都会的な大通りで、トラムも並走している。大通り沿いにはレストランやカフェ、各種ショップが軒を連ねている。ショップや街並みを眺めながらイェラチッチ広場に戻れば、ザグレブの主要観光スポットは制覇だ。

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イリツァ通り

 

ザグレブのおすすめレストラン

私が実際に訪れたレストランの中から、おすすめをいくつか紹介する。アドリア海沿いの街とはまた違った、ザグレブならではの料理を楽しめる。

プルゲル

ズリニェヴァツ公園の近くにあるザグレブ家庭料理のレストラン。おすすめは、ザグレブ風カツレツとサルマ(クロアチア風ロールキャベツ)だ。クロアチアワインと一緒に楽しもう。こちらのレストランは価格もお手頃で、注文したすべての料理が美味しかった。スタッフの接客も良く、ザグレブに寄った際には是非足を運んでもらいたいイチオシのお店。私が訪ねたときは地元民と思われる方々で賑わっていたが、予約なしでも入店できた。外にはテラス席もある。

スターリ・フィアケル900

イェラチッチ広場から徒歩5分、クロアチア料理のレストランだ。政府観光局から伝統料理推奨店として選定されたレストラン第一号とのこと。店内は高級感があり、落ち着いた雰囲気。地元の方々がディナーを楽しんでいた。こちらのレストランでもザグレブ風カツレツなどの伝統料理が楽しめる。オススメはパシュティツァーダ(Pašticada)だ。日本語メニューはなし。私がディナーで訪れた時は予約なしで入店できた。

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店の外観

見どころが凝縮された街、ザグレブ。短時間でも楽しめるので、是非訪れて欲しい。ザグレブに数日滞在する際には、ザグレブ発の現地ツアーに参加するのもオススメ。私はザグレブを拠点に、プリトヴィツェ国立公園とスロベニアブレッド湖を訪ねた。