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【三井住友VISAプラチナプリファード】プラチナ&ゴールドカードとの徹底比較

 

 

三井住友VISAプラチナプリファードとは

三井住友カードから、ポイントに特化したプラチナカードとして新たに「三井住友VISAプラチナプリファードカード」が登場した。外貨利用時はポイント還元率3%、特約店に指定される宿泊予約サイト利用時は還元率7〜10%と、旅行好きには非常に気になる一枚だ。

通常のプラチナカードやゴールドカードと比較し、果たしてお得なカードなのか。徹底比較してみたい。

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三井住友VISAプラチナ&ゴールドカードとの3者比較

基本情報で比べる

まずは基本情報から比較してみたい。各カードの情報は下記の通りだ。

  プラチナプリファード プラチナ ゴールド
対象 安定継続収入のある満20歳以上 安定継続収入のある満30歳以上 安定継続収入のある満30歳以上
年会費 33,000円(税込) 55,000円(税込) 11,000円(税込)
家族会員 無料 無料 一人目:無料
二人目:1,100円
利用可能枠 150~500万円 原則300万円~ 50~200万円
旅行傷害保険 最高5,000万円 最高1億円
航空便遅延保証
最高5,000万円
ショッピング保証 年間500万円まで 年間500万円まで 年間300万円まで
ご利用代金明細書 WEB明細のみ WEB明細・紙明細 WEB明細・紙明細
通常ポイント還元率 1% 0.5% 0.5%
空港ラウンジ 国内主要空港+ハワイ・ホノルル 国内主要空港+ハワイ・ホノルル
同伴1名無料
プライオリティパス選択可
国内主要空港+ハワイ・ホノルル
コンシェルジュ Visaプラチナコンシェルジュセンター 24時間365日対応 ゴールドデスク
ゴールド特典 -
プラチナ特典 - -

 

付帯特典で比べる

ゴールドカードには国際線クローク割引サービスやドクターコール24などのゴールド専用特典が付帯する。プラチナカードでは特典がさらに充実し、コンシェルジュサービス、プライオリティパスが選択できるメンバーズセレクション、プラチナグルメクーポンなど、実にプラチナに相応しい特典が付帯する。

一方、プラチナプリファードの特典は至ってシンプルだ。空港ラウンジ利用は可能であるものの、三井住友のコンシェルジュサービスをはじめとするプラチナ特典は付帯しない。さらに、情報誌「VISA」の無料購読やドクターコール24といったゴールドカードに付帯する特典もない。プラチナプリファードはあくまで後述するポイント還元に特化したカードで、他のステータスカード同等の特典付帯は期待しないのが良いだろう。

 

ポイント還元率で比べる

ポイント還元観点では、プラチナプリファードは非常に優れている。基本ポイント還元率がプラチナ・ゴールドカードが0.5%なのに対して、プラチナプリファードカードは2倍の1%が付与される。さらに、利用スタイルによっては最大10%のポイントが還元される。

  プラチナプリファード プラチナ ゴールド
通常ポイント還元率 1% 0.5% 0.5%
外貨利用時還元率 3% 0.5% 0.5%
三井住友VISA共通 ポイントUPモール
ココイコ
ポイントUPモール
ココイコ
ポイントUPモール
ココイコ
ポイント加算 プリファードストア利用で最大10% - -
入会ポイント 40,000ポイント(※1) - -
継続利用特典 100万円利用ごとに10,000ポイント(※2) 半年ごとに利用額の0.5%のVJAギフトカード進呈(※3) -

※1:新規入会&入会後3ヶ月末までに40万円の利用時
※2:最大40,000ポイント
※3:半年のカード支払い額が50万円以上

 

プリファードストアの利用で最大還元率10%

プラチナプリファードカードではスーパーやコンビニ、ドラックストアなどの普段使いができる店舗から、百貨店や宿泊予約サイト利用など、特約店の利用時にポイントが最大9%加算される。通常ポイントの1%と合わせて最大10%の還元率になる計算だ。三井住友VISAのプラチナ・ゴールドカードとの比較ではもちろんのこと、他のポイント特化型カードと比較しても遜色のない還元率と言えるだろう。ポイントが加算されるプリファードストア(特約店)の一覧は下記から参照が可能だ。

プリファードストア(特約店)一覧 | プラチナプリファード | 三井住友カード

 

外貨ショッピング利用時に3%還元

プラチナプリファードカードでは外貨ショッピング利用時にポイントが+2%還元される。海外旅行時に外貨決済すれば、ポイントが3%付与とかなり大きい。海外サイトでのオンラインショッピングなどでもポイントが加算される(外貨決済時)。海外渡航が多い方、海外オンラインサイトなどの利用が多い方にとっては非常に大きなメリットとなるだろう。

 

新規入会&利用特典で40,000ポイント

プラチナプリファードカードに新規入会かつ入会後3ヶ月末までに40万円以上利用した場合に限り、40,000ポイントが付与される。1ポイント1円換算のため、年会費以上のポイントが還元される計算だ。毎月10万円以上のカード決済をしている方であれば気にする必要はないが、そうでないなら少し大きな買い物を控えたタイミングで入会するのが良いだろう。

 

継続特典でポイント付与

プラチナプリファードカードでは継続特典として、毎年100万円利用ごとに10,000ポイントが付与される(最大40,000ポイント)。プラチナカードにも「カードご利用プレゼント」特典があり、6ヶ月間のカード支払い金額の0.5%相当額がVJAギフトカードで進呈されるが、還元率ではプラチナプリファードカードが優位だ。

 

旅行利用時のメリットで比べる

前述の通り、プラチナプリファードでは外貨決済時のポイント還元率が3%と、プラチナ・ゴールドカードの還元率0.5%と比較して実に6倍の高還元率を誇る。一方、カード特典として付帯されるサービス観点ではどうか。旅行時に活用できる特典で比較してみたい。

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旅行傷害保険

旅行傷害保険はいずれのカードも充実しているが、プラチナプリファードとゴールドが最高5,000万円に対して、プラチナは最高1億円となっている。旅行傷害保険の観点では、プラチナプリファードはゴールド同等だ。

 

ラウンジ利用

いずれのカードも国内主要空港のラウンジ利用と、ハワイ・ホノルル空港のラウンジ利用が可能だ。中でも、プラチナカードだけは同伴者1名が無料でラウンジ利用できる。さらに、メンバーズセレクションでプライオリティパスが選択でき、世界中の空港のラウンジを利用することができるのもプラチナカードだけ。ラウンジ利用観点でも、プラチナプリファードはゴールド同等といえよう。

 

その他旅行付帯サービス

ゴールドカードでは、空港クロークや宿泊予約時の優待サービスが利用できる。プラチナカードではそれに加えて、プラチナホテルズによるホテル・旅館の優待利用、空港宅配の優待利用、さらにコンシェルジュサービスなどの数多くの優待が用意されている。

一方、プラチナプリファードはこれらの優待はなく、特典の利用スタイルによってはゴールドよりも少し劣って見えてしまうかもしれない。

プラチナカード・ゴールドカードの優待一覧は、こちらが詳しい。

提供サービス一覧|三井住友カード プラチナ

 

各カード特徴まとめ

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ゴールドカード:バランスの取れた1枚

特典や保険条件も必要十分で、ステータス性も申し分ない。年会費を考慮しても万人が納得のいくバランスの取れたカードと言えるだろう。ポイント還元率で特筆すべき特徴はないが、ポイントサイト「ポイントUPモール」との併用で、ネットショッピング利用時にポイント還元率を大幅UPさせることができたりと、使い方によってはお得に活用できる。さらに、医師への24時間電話相談が可能な「ドクターコール24」など、ゴールド特典も充実している。迷ったらコレ!とおすすめできる1枚だ。

 

プラチナカード:三井住友VISA至高の1枚

まさに三井住友VISAの最上位ステータスカード。年会費も高いが、プラチナホルダーに見合ったサービスが充実している。コンシェルジュサービスなどの中身の伴ったステータスカードを求めるのなら、プラチナカード一択だろう。プラチナプリファードカードが新たに登場した今でも、プラチナカードの地位は揺るぎない。

 

プラチナプリファード:ポイント特化型ステータスカード

ポイント特化型の1枚。日常的な買い物利用も含めてこのカードに決済を集中させるなら、非常にお得なカードになるはずだ。一方、いわゆるプラチナカードに期待する特典・サービスにはあまり期待できないというのが正直なところ。カードフェイスはプラチナだが、特典・サービス内容はゴールドカード相当。しかしポイントに特化したことで非常に特徴的な1枚に仕上がっている。そもそもカード決済額が多い方、海外利用が多い方には年会費以上のポイントが還元されるお得な1枚になるだろう。

 

プラチナプリファード | 三井住友カード