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【ブレッド湖】 おすすめ!ザグレブから行くスロベニア・ブレッド湖 One Day Trip

 

 

ブレッド湖とは

「アルプスの瞳」と讃えられる、スロベニア景勝地ブレッド湖。まるで絵本の世界ような風景が広がるレイクリゾートだ。湖の真ん中に浮かぶ教会や、後方に連なるアルプスの山々が美しい。それぞれの季節ごとに異なる表情を見ることができる。私は夏のブレッド湖を訪ねた。

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ブレッド湖

 

ザグレブからの行き方

クロアチアに隣接するスロベニアにはブレッド湖をはじめ、首都リュブリャナポストイナ鍾乳洞などの観光地があり、いずれもザグレブから日帰りで訪れることができる。ブレッド湖へは、

  • 現地ツアー
  • バス
  • 電車
  • レンタカー

などでアクセスができ、いずれの手段でも日帰りが可能だ。定番は現地ツアーあるいはバス移動だろう。バス移動もリュブリャナで1度乗り換えるだけなのでアクセスは比較的良い。

ザグレブ滞在で1日余裕があれば、ぜひブレッド湖への日帰り旅行を選択肢に入れることをおすすめする。国境を超えてわざわざ訪れるだけの価値がある、絶景が待っているからだ。

 

プライベートツアーなら帰国日も使える

私は現地ツアー、中でもプライベートツアーを利用した。というのも、帰国日に無理やりブレッド湖観光をねじ込んだからだ。グループツアーは格安で良いのだが、ザグレブ帰着時間が帰国便に間に合わずに断念。公共交通機関利用だと万が一の遅延や運休などの不測の事態発生時にフレキシブルに対応できない。そこで、多少値は張るがプライベートツアーを選択した。

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プライベートツアーとは、車とドライバーをチャーターして自分たち専用のツアーを組んでもらうこと。行きたい場所や各観光スポットでの時間配分も融通が効き、限られた時間の中で有意義な観光ができたので非常に満足度の高いツアーとなった。新婚旅行、小さなお子様やお年寄りがいるグループなどにプライベートツアーは最適ではないだろうか。ドライバーとも密にコミュニケーションができ、美味しいレストランなど貴重な現地情報を教えてもらえる点もポイントが高い。また、私がプライベートツアーを選んだ主な理由でもあるが、送迎場所や時間を自由に指定できる。朝にホテルをチェックアウトしておけば、帰りはそのまま空港に直行ということができるのだ。夕方フライトであれば、帰国日にブレッド湖観光をねじ込むことも可能になる。

プライベートツアーを含めて、ザグレブ発の日帰りブレッド湖ツアーはベルトラで複数用意されている。

 

ブレッド湖の過ごし方

実際に夏のブレッド湖に訪れた経験から、おすすめの過ごし方をご紹介する。

1. 湖畔散策

ブレッド湖の周囲には遊歩道が整備されており、徒歩で1周約2時間。時間があれば、1周してみよう。どこから眺めても美しいブレッド湖だが、教会が映えるポイントやブレッド城が映えるポイントなど、場所によって違った美しさが楽しめる。レンタサイクルも気持ちいいが、ゆっくりと流れるブレッド湖の時間を楽しむには徒歩の方が良いのではないだろうか。時間がない場合は湖を1周せずとも、湖畔をふらっと散策してみるだけでも十分楽しめる。

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 2. カフェで名物クリームケーキを

ブレッド湖に来たらぜひ食べたいのがクリームケーキ。ブレッド湖の名物だ。クリームケーキ発祥の店とされるパーク・レストラン・アンド・カフェが有名だが、周辺のレストランやカフェでも食べられる。正方形の見た目はボリュームがあるが、軽い口当たりで一人でペロッと食べられてしまう。海外スイーツにありがちな甘すぎる大味なケーキではなく、日本人の口にも合う。湖畔散策の心地よい疲労を、優しい甘さで回復させてくれることだろう。ブレッド湖ビューのカフェが湖畔には複数ある。お気に入りのブレッド湖の表情を見つけたら、その周辺のカフェのテラス席で絵葉書のような風景を眺めながらティータイムを楽しんでみてはいかがだろうか。

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名物のクリームケーキ

 

 3. ブレッド城

ブレッド城はスロベニア最古の城として知られ、ブレッド湖を眼下に見下ろせる絶景スポット。ブレッド湖の水面から130mの地点、崖の上にそびえる。ブレッド湖からアクセスするには、徒歩だと20分ほどの登山が必要だ。車道が整備されているので、タクシーの利用が便利。もちろん、プライベートツアーであればブレッド城の入り口まで連れて行ってくれる。

ブレッド湖の入場料は大人11ユーロ(2019年9月時点)。それほど大きな城ではないが、見どころはたくさんある。

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ブレッド城の見どころ
3.1 ブレッド湖を見下ろす

ブレッド城から眺めるブレッド湖はまさに絶景だ。展望スポットがあるので、こちらで記念撮影を。中庭のカフェテーブルからも絶景が望めるので、こちらで一休みしてもよいだろう。

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ブレッド城から湖を眺める
3.2 洗礼堂

16世紀に建てられた洗礼堂がある。こじんまりとした小さな洗礼堂だが一見の価値あり。土産物店も併設されている。

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礼拝堂
3.3 博物館

城の歴史を展示した博物館があり、銅器時代から今日までのブレッド湖周辺の歴史に触れることができる。内容は意外と充実している。

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博物館の展示
3.4 ブレッド土産

ブレッド城ならではの面白い土産物店がある。購入しなくても、ふらっと立ち寄るだけでも楽しめるだろう。

活版印刷

グーテンベルク印刷機を使った活版印刷屋。活版印刷の仕組みを解説してもらえ、有料だが名前などを実際に印刷してくれるサービスもある。印刷用紙にはパピルスが使用され、複数種類用意されている。

ワインセラー

城のワインセラー醸造されたワインを含め、スロベニアワインが購入できる。購入すれば、オーク材の樽から直接自分の手でボトルに詰めることができるので、思い出の詰まった最高の土産になるだろう。

鍛冶屋

鍛造によって作られたキャンドルスタンドなどの工芸品が並ぶ。洗礼堂に併設された土産物店の地階にある。作りの細かいハンドメイドの作品は、見ているだけでも楽しい。 

 

4. ブレッド島

聖母被昇天教会のあるブレッド島へは、プレトナと呼ばれる手漕ぎボートで行くことができる。プレトナ乗り場はブレッド湖畔に複数あり、定員が揃ったら出発する。決まった時刻表はないので、時間に余裕を持って訪れるのがよい。

島内にある唯一の見どころは17世紀に建造されたバロック様式の聖母被昇天教会。スロベニア人憧れの挙式会場でもあり、 教会の鐘を鳴らすことができれば願いが叶うという伝説が残っているという。教会を訪れたなら、ぜひ鐘を鳴らしてみては。

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ブレッド島と聖母被昇天教会

 

時間があればブレッド湖畔に滞在やリュブリャナ観光も

今回は日帰りのため数時間のブレッド湖滞在となったが、時間があれば1泊してゆっくりと満喫したいと思える素敵なレイクリゾートだった。ザグレブからの日帰りでも十分に楽しめる、おすすめの観光スポットだ。

また、ザグレブからの日帰りツアーではブレッド湖と併せてスロベニアの首都リュブリャナ観光を組み合わせたものが多い。リュブリャナは見どころがコンパクトにまとまっており短時間でも十分楽しめるスポットだった。時間が許せば、ブレッド湖観光と組み合わせてリュブリャナに立ち寄ってみるのもおすすめだ。

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